あらすじ
雨宮美宇は、弓道部に所属する二年生。
整った顔立ちに、透き通るような白い肌――なのに致命的な欠点があった。
笑顔が、壊滅的に下手すぎる。
本人は笑っているつもりでも、周囲から見れば完全に無表情。
結果、勧誘は全滅寸前。
そんな彼女の前に現れたのは――
金髪・着崩し制服・態度最悪の問題児、望月隼人。
「それで笑ってんの? うける」
最悪の第一印象。普通なら関わらない相手。
――なのに美宇はなぜか確信してしまう。
「この人、弓を引く才能がある」
半ば強引に誘われた練習試合。
そこで隼人が見せた一射は、すべてを覆した。
無表情女子×問題児男子。
交わるはずのなかった二人が、弓を通して繋がっていく。
やがて彼は、日本を代表する弓道選手へ――。
これは、
笑えない少女と、真っ直ぐすぎる一射を持つ少年の、
恋と青春と成長の物語。
――恋も、的にも、外さない。