あらすじ

『産後4ヶ月、義母に生活費を止められた私』

白い天井のまま
今日も一日が始まる

泣き声は
遠くの海のようで
近くにいるのに届かない

「働いていないのだから」
その一言で
世界の重さが
すべて私の肩に移った

湯気の立つ味噌汁の向こうで
義母は笑っていた
それが“正しい家族”だと
疑いもしない顔で

私は黙って頷いた
「承知いたしました」と
たったそれだけの言葉で
何かが音もなく終わった

冷蔵庫を開けると
そこには
誰のためでもない静けさがあった

子どもの寝息だけが
この家の唯一の
やわらかい正義だった

怒りは出てこなかった
涙も、少し遅れてやってきた

ただ気づいてしまったのだ
これは“家”ではなく
誰かの思い込みの中だと

私は今日も
静かに分ける
世界と、私と、私の子どもを

そしていつか
この沈黙の意味が
痛みではなく
自由と呼ばれる日まで

私は生きていく

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アルファポリス
アルファポリス2026/04/15
  • 現在の作品『産後4ヶ月、義母に生活費を止められた私』