あらすじ
新学期の放課後、図書館で一人静かに過ごす内向的な僕は、本を取ろうとした瞬間に誰かと手が触れ合う。その相手は、図書館には似つかわしくない明るくて整った容姿の“学校一のイケメン”な先輩だった。
突然の出来事に戸惑いながらも、優しく気さくに接してくれる先輩に僕は少しずつ心を開いていく。好きな小説の話題で意気投合し、距離は徐々に縮まる。先輩の無邪気で少し意地悪なスキンシップに翻弄されながらも、僕はこれまで感じたことのない特別な感情を抱き始める。
やがて先輩の名前が一ノ瀬であること、そして翌日も同じ時間に図書館で会う約束を交わす。先輩が去った後も、その余韻に浸りながら僕は胸の高鳴りの正体にまだ気づかないまま、新たな日常の始まりを予感するのだった。