あらすじ
国道をロードバイクで旅していた俺は、路肩で眠っていたところを一人のホームレスに起こされた。
その男は、奪われた黒糖飴を取り返してやっただけの、ただの相手だった――はずだった。
しかし次の瞬間、俺の人生は一変する。
連れて行かれた先は、豪華なビル。
そこで明かされたのは、あのホームレスの正体が“世界を牛耳る大富豪”だという事実だった。
「人を見る目があるな」
その一言をきっかけに、俺は“選ばれる側の世界”へと足を踏み入れる。
外見を整えられ、価値を試され、
そして気づく。
この世界は、人間そのものを“選別する場所”だということに。
やがて俺は、“選ばれる側”から“選ぶ側”へと立場を変え、
人の価値を決める側へと踏み込んでいく――。
だがそこは、単なる成功の舞台ではなかった。
選ばれる者。
落とされる者。
そして、利用される者。
すべてが交差する中で、俺は“見て見ぬふりをしない”という理由を武器に、
この歪んだ世界の奥へと進んでいく。
これは――
黒糖飴ひとつから始まった、
人生逆転と選別の物語。