あらすじ
「嘘つきのお前に、何ができる」
大陸を救った英雄ガルディスの息子、レイド。だが彼の評判は最悪だった。幼い頃に能力が暴発し、以来「卑怯な嘘つき」の烙印を押されたまま孤立して育った。
そこに、前世の記憶を持つ男の魂が入り込む。
レイドの能力——「嘘から出た真」。相手が「ありえない」と心の底から確信した瞬間、口にした嘘が現実になる。
否定されるほど強くなる。バカにされるほど力が出る。
ただし、この能力には致命的な弱点がある。
父が仕留め損ねた魔王は、まだ生きている。
口先ひとつでのし上がる、嘘つきの英雄譚。