あらすじ
「……ええと、神代さん。不採用の理由は、君が『面接官の肩に乗っている霊』の話を始めたからだよ」
特殊体質のせいで就職活動全落ち、貯金も底をつきかけた神代巡(かみしろ・めぐる)。
絶望の淵で見つけたのは、「人間ではない入居者の苦情を聞ける方募集」という、怪しすぎる管理人の求人だった。
たどり着いたボロアパート『八百万荘』。
そこに住んでいたのは、信仰を失い、ポテチとネット動画に溺れて消えかかっている元・太陽神のヒノカ。
そして、オンラインゲームを新たな戦場と勘違いして没頭する戦乙女のシグル。
「巡よ、腹が減ったぞ。あの四角い箱で温める『にくまん』を所望する!」
「主殿! この『えふぴーえす』という戦場において、私は無敵だ!」
家賃はタダだが、神様たちの食費と電気代で家計は常に火の車。
世間知らずでワガママな彼女たちに振り回されながらも、巡は手作りのご飯で彼女たちの「魂」を満たしていく。
これは、居場所のない青年と、居場所を失った神様たちが織りなす、
貧乏だけど少しだけ温かい、現代神様お世話物語。