あらすじ

祠に願いを込めた夜から、十年近くが経った。
作家として書き続けながら、私はずっと一行も本当のことを書いていなかった。テレビの画面に彼女の顔を見つけるまでは、その理由を「祠のせい」にして生きていた。
図書館で隣に座っていた女性。付箋で気持ちを覚えていた女性。「急がなくていい」と言ってくれた女性。そして、私が選ばなかった女性。
自分で手放したものを、何かのせいにすることの、静かな残酷さについての話です。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
アルファポリス
アルファポリス2026/04/14
  • 現在の作品ある夏の日の後悔