あらすじ
「ようやく、俺の番だ」
現代にダンジョンが出現し、世界が一変して2年。
人々が神から与えられた【職業(ジョブ)】と【ステータス】に熱狂する中、神代蓮(カミシロ・レン)は静かにその時を待っていた。
世界探索者連盟(W.E.A.)が定めた、ダンジョンへの入場制限は18歳。
発生時に16歳だった蓮は、高校生活のすべてを「来るべき日」のための準備に捧げてきた。
先行する大人たちが力任せに迷宮を攻略していく裏で、蓮が磨き上げたのは、実家の道場で培った「古流武術」。
そして、2年間の徹底した観察から導き出した、最も効率的な「ステータス最適化(ロジック)」だ。
解禁日、高校を卒業したばかりの蓮が、最下級職【剣士】として登録したそのステータスは、誰よりも低く、しかし、誰よりも「鋭かった」。
【W.E.A.世界ランキング:測定不能(圏外)】
最底辺からのスタート。
だが、蓮の振るう一撃は、先行するエリートたちの剣筋を嘲笑い、格上の魔物を一刀の下に斬り伏せる。
氷の魔力を操る気高き令嬢・氷室凛、
背中を預けられる無二の親友・真壁剛、
そして、蓮を誰よりも慕う若き射手・佐々木翼。
仲間と共に挑む、初級から神級まで連なる「神の試練」。
しかし、世界が「第2フェーズ」へと移行した時、平穏な攻略の日々は終わりを告げ、蓮は「最強」であることの真の意味を突きつけられることになる。
これは、遅れてきた少年が、失った想いを剣に宿し、やがて世界の理を斬り拓くまでの物語。