あらすじ
「お前はもう要らない」
勇者パーティから追放されたその日、神官ゼノンの人生は終わった。
――はずだった。
辺境で死にかけた彼を救ったのは、聖教会が隠し続けてきた禁忌の力。
人の祈りを喰らい、常識を超えた奇跡を起こす原初魔法。
その力でゼノンは、疫病に苦しむ村を救い、魔獣に怯える人々を守り、教会に見捨てられた民の“神”になっていく。
だが、祈りが増えるほど力は膨れ上がり、救済は狂信に変わる。
聖者と呼ばれた男は、いつしか粛清を命じる教祖となり、世界を揺るがす暴君へと変貌していく。
これは追放された無能神官が、
救世主となり、怪物となり、ついには神を名乗るまでの闇の英雄譚。