あらすじ
■ あらすじ
名門・羽月家の正当なる後継者として、周囲の過度な期待と父・宗一郎の冷徹な教育に縛られていた羽月琉生。孤独から荒れた生活を送る彼のもとに、最後の家庭教師として現れたのが、謎めいた知性を持つ大学生、赤城奏多だった。
奏多は琉生を「羽月の道具」ではなく一人の人間として扱い、家の檻を壊すための「知恵」を授ける。二人はいつしか、家を欺き自由を掴み取るための「共犯者」となり、その絆は次第に危うくも深い「愛」へと変質していく。
中学・高校時代、父との密約による「公認の秘匿関係」や、義母・冴子の計らいによる同棲生活を経て、二人はついに大人へ。弁護士となった琉生と、学者となった奏多は、数々の困難を乗り越え、自分たちの意志で選んだ「家族」としての誓いを立てる。
■ キャラクター設定
羽月 琉生(はづき りゅうせい)
外見:*輝くような金髪と、青い瞳の持ち主。
職業:学生。
性格:幼少期は孤独ゆえに荒れていたが、奏多との出会いでその情熱を「力」へと変えた。
独占欲が非常に強く、一度手に入れると決めたものは絶対に離さない。
奏多に対しては絶対的な信頼と、時折甘えを見せる一途な愛を抱いている。
赤城 奏多(あかぎ かなた)
外見:宝石のような赤い瞳が特徴的。中性的で凛とした美しさを持つ。
職業:教師。元は琉生の家庭教師。
性格: 常に冷静沈着で理知的。琉生に「自由への戦い方」を教えた導き手。
芯は強いが、琉生の情熱に振り回されることをどこか楽しんでいる。
特記事項:結婚式のお色直しでは、琉生の強い希望(独占欲)に応え、凛とした美しさが際立つ純白のウェディングドレスを纏った。
■ 周辺人物
羽月 宗一郎(はづき そういちろう)
琉生の父。羽月家の現当主。冷徹な合理主義者だが、琉生の奏多に対する「執着」を認め、秘密裏に二人の関係を許可した。
冴子(さえこ)
宗一郎の再婚相手で、琉生の義母。自由奔放な性格で、二人の関係をいち早く見抜き、同棲を勧めるなど、最大の理解者となった。
羽月 真希子(はづき まきこ)
琉生の亡き実母。彼女の遺影の前で、琉生は奏多への恋心を誓いに変えた。