あらすじ
芳岡 海さんの作品「春」からキーワード「朝」で書きました。
自主企画 裏紙の文学 参加です。あんまり朝要素入っていなくてごめんなさい。これくらいしか思いつかなかったので。
「陽菜ってさ、ほんとドジなんだよね」
そう笑いながら愚痴をこぼす彩花は、いつも彼女のそばにいた。
忘れ物を指摘し、間違いを直し、困らないように見てあげる。
――それは、ただの優しさのはずだった。
けれど、少しずつ、距離は変わっていく。
「別にいいんだけど」と言いながら、目を離せなくなる理由とは。
これは、愚痴の形をした本音と、やさしさに潜む違和感の物語。