あらすじ
初恋は、叶うものだと思っていた。
一ノ瀬大翔は、幼馴染の橘 葵と、ずっと隣で生きてきた。
それが当たり前で、壊れるはずのない関係だと信じていた。
――けれど、その想いは届かない。
彼が初めて好きになったのは、幼馴染ではなく、その“親友”だった。
「応援してるね」と笑う、幼馴染。
隣で無垢に微笑む、親友。
そして、何も知らない顔で「普通」を続ける、もう一人の幼馴染。
けれど、僕らの「普通」は、どこか何かが欠けている。
一歩踏み込めば、すべてが音を立てて崩れ去る。
この歪みに気づいてはいけない。この嘘に触れてはいけない。
これは、恋に焦がれて、壊れていく四人の物語。