あらすじ
軍所属の平凡な魔導士サムと上級魔導士の妻コーラ。
2人には、4歳になったばかりの娘がいる。
ある日、他国との前線へ赴き、防御不可な攻撃を受けた2人。
サムが気がつくと、1人きりで見知らぬ森の中におり、目の前には、巨大な竜がいた。
駆けつけた妻の機転で一命を取り留めたサムだが、竜の亡骸に目をやると、彼らが知る魔物とは異なる存在だと思い知る。
その後も、森を抜けて、村に入り、彼等は自分たちが置かれた状況を真に理解した。
ここは、異世界なのだと、自分たちは、娘を残して、帰り道の分からない旅に放り込まれてしまったのだということを。
これは、娘を置いて来てしまった夫婦が、
異世界から帰還を目指す――
長い長い旅の物語。