あらすじ

サロモン子爵家の三女・アリア(16歳)は、エルドラド伯爵家のメイドとして働きながら、侯爵家嫡男ロロードとの政略婚約を控えていた。 ところがある日、ロロードから「お前を愛することはない」と正式な婚約解消を告げられる。周囲は彼女を哀れんだが、アリアの本音は真逆だった。「これで一生、リリーメルお嬢様の傍にいられる!」 エルドラド伯爵家の令嬢・リリーメル(10歳)は、見た目こそ可憐な10歳だが、内側は大人顔負けの観察力と計画力を持つ小さな策謀家。「アリアはわたしのもの」という独占欲を「アリアを幸せにする」という方向に昇華し、一つの結論に至っていた。「アリアをお姉様にする。つまりルーメン兄様と結婚させる」。 一方、エルドラド家嫡男・ルーメン(14歳)は無口で目つきが悪く初対面では誤解を受けやすいが、アリアへの想いは2年以上ぶれていない。ただ、言葉が出てこない。行動で示し続けているが、アリアはすべて「お嬢様のお兄様としての親切」と解釈してしまう。 周囲全員がアリアのことを心配し、気にかけ、密かに応援している。ドレン(執事長)は遠い目で見守り、マルカ(メイド長)は「もう少し自分のことも見なさいね」と言い続け、リリーメルは陰謀を加速させ、ルーメンはじりじりしている。 そして婚約を解消したロロードも、アリアの晴れやかな様子を見るうちに「もしかして傷ついていなかったのでは?」という真実に気づき始め、自身の整理をつけていく。 愛でることに全振りした主人公が、愛されることを受け取るまでの物語。笑いの中に、温かい家族の誕生がある。

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小説を読もう2026/04/13
  • 現在の作品「お前を愛することはない」と言われたので婚約破棄されました。でも、私は愛を貫いたので、全力でお嬢様を愛でます。