あらすじ
最大手魔獣ギルド『アイアン・フィスト』で、10年間こき使われてきた飼育員ルーク。
彼はある日、魔獣を兵器としか見ない非情な二代目ギルドマスターによって、身一つで追放されてしまう。
雨の中、行き場を失ったルークが迷い込んだのは、人類未踏の禁足地『神域の森』。
そこで彼は、密猟者の罠にかかり傷ついた一匹の仔狼。伝説の幻獣フェンリルと出会う。
放置すれば命に関わる傷を前に、ルークは自身の固有スキル【動物愛護】を発動。
世間ではゴミスキルと蔑まれていたその力は、実は【聖域の毛並み管理】という、神獣の警戒心を解き、その生命力を極限まで活性化させる唯一無二の神スキルだった!
「……よし、いい子だ。ブラッシング、気持ちいいか?」
ルークの神業(ブラッシング)によって、本来の神威を取り戻したフェンリルは、彼を森の管理人として認める。
さらに、森の奥に住まう黄金のドラゴンや、美しき霊鳥といった伝説の聖獣たちも、ルークの「究極のモフモフ手入れ」を求めて次々と集まってきてしまい……!?
一方、ルークを失ったブラックギルドは、魔獣たちが全く言うことを聞かなくなり崩壊の危機に。
慌てて連れ戻そうとする王都の面々だが、時すでに遅し。ルークは規格外の聖獣たちに囲まれ、国を揺るがすほどの守護獣軍団の主として、のんびり幸せなスローライフを謳歌するのだった。