あらすじ
教会の孤児院で荒れていた少年イナクは、いつも汚い箱を抱えている少女ナルが嫌いだった
その箱には、ナルの両親が遺した文通の手紙が入っていた
泣いてばかりのナルを見下し、鬱陶しく思っていたイナクだったが、ある日二人はサラという女に引き取られ、共に暮らし始める
そこでイナクは、ナルが読み聞かせる手紙を通して、自分の知らなかった温かさや優しさ、そして人を想う気持ちを知っていく
汚い箱だと思っていたものは、いつしか自分を変えた宝箱になっていた
これは、何も持たない少年が、少女から生き方をもらい、初めて誰かを大切に想うまでを描いた物語