あらすじ
山と田んぼとショッピングモールが仲良く並ぶ不思議な村、日ノ土村。
この村には昔から、人と犬と猿と雉の末裔が暮らしているという言い伝えがある。
団子屋「花乃屋」の娘として育った桃香は、十八年前に裏山の桃の木の下で拾われた少女だった。
犬の民の蒼以、猿の民のいろは、雉の民の叶恵。
三人の親友と騒がしい毎日を過ごす高校三年生の春。
しかし村の海の向こうには、昔から近づくなと言われている島がある。
鬼ヶ島。
夜の海に揺れる淡い灯りを見つめながら、
桃香たちはまだ知らない。
この村の昔話が、
自分たちの未来へと繋がっていることを。
桃太郎伝説をモチーフにした、
少し不思議で、にぎやかな青春物語。