あらすじ

「おっさん、未来の俺ってそんなに不細工なの?てか年収400万?だっさ」 1993年。 目の前で深夜ラジオを聴いてヘラヘラ笑う17歳の俺に45歳の俺は本気の殺意を覚えた。 四月。 長男の夏期講習代8円と、突然寿命を迎えた洗濯機。 10年働いても基本給が2万円しか上がらない就職氷河期世代の俺(年収400万)にとってそれは日常の完全な崩壊を意味していた。 絶望の中、深夜のコインランドリーでストロング系チューハイをあおった俺が目を覚ますと、そこは高校時代の自分の部屋だった。 過去の世界で俺は物理的な干渉ができない。 できるのは「言葉」で過去の自分を論破し動かすことだけ。 自分自身だからこそ知っている痛い黒歴史を突きつけ生意気な17歳を無理やり机に向かわせる。 過去の自分が英単語を一つ覚えるたび現実の俺の脳に知識が上書きされ少しずつ悲惨な現在が改変されていく。 綺麗事も道徳的な解決も一切通用しない。 これは家族の未来を救うため底辺を這う45歳のおっさんが最高に愚かな自分自身と毎晩泥臭い口論を繰り広げる人生逆転劇。

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カクヨム
カクヨム2026/04/13
  • 現在の作品45歳、年収400万。毎晩安酒を飲んで1993年に飛び、生意気な17歳の俺を論破して人生を上書きする