あらすじ
完璧な淑女教育を受けた公爵令嬢、セリア・アストレア。
容姿端麗、成績優秀――王立学園剣術科を首席、しかも飛び級で卒業した彼女は、誰もが羨む存在のはずだった。
だが本人は、ただ一言。
「せっかく剣を学びましたもの。実際に振ってみたいだけですわ」
その一言で、貴族社会も王族も置き去りにし、あっさりと冒険者になることを決めてしまう。
元王国騎士団長である父は止めることを諦め、天然すぎる母は「あらあら」と笑い、兄は妹を溺愛したまま見送った。
そして第三王子だけが理解できない。
――なぜ彼女は、そこまで自由なのか。
社交界では「あの令嬢」と囁かれ、
戦場では一部から「星剣」と呼ばれる存在。
だが当の本人は、すべてを「普通」と思っている。
これは、規格外すぎる公爵令嬢が、
自覚のないまま世界の常識を塗り替えていく物語。
「? 難しいことではありませんわ。普通にやればよろしいのでは?」