あらすじ
貴族令嬢フルールは、ある日突然「舞い姫」として目覚める。
想いに呼応して花を咲かせ、人々に影響を与えるその力は、癒しであると同時に、国を揺るがすほどの力でもあった。
彼女を幼い頃から想い続けてきた王太子ノアは、その全てを受け入れ、守ると誓う。
しかし舞い姫の存在が明らかになった時、各国はその力を求め、フルールを“奪うべき存在”として動き始める――。
「幸せとは、誰かに決められるものじゃない」
迫る思惑の中で、フルールは“舞い姫”としてではなく、一人の人間として選ぶ。
自分の心で、誰と生きるのかを。
一方、他国からの留学生アブリルもまた、自国の未来と想い人の間で揺れていた。
すべてを手に入れることは出来ない――それでも、選び取る未来がある。
これは、奇跡の力に翻弄されながらも、
“誰かに与えられる幸せではなく、自ら選び、守り抜く幸せ”を掴もうとする物語。