あらすじ
神話回帰――そう呼ばれる未曾有の発光現象によって、世界各地にダンジョンとモンスターが現れた現代日本。
それから三年。社会は混乱しながらも適応し、清水晶(しみず あきら)もまた、特別ではない日常を送っていた。
だがある日、学校での怪我をきっかけに、彼女の身体に異変が起きる。
傷は瞬時に塞がれ、皮膚の上には、透明な結晶のような膜が残っていた。
調べを進める中で判明したのは、彼女の心臓が水晶のように透明化しているという、致命的な事実。
原因も分からず、このままでは、いつ命を落としてもおかしくない――。
生き延びるために、唯一示された可能性はダンジョンだった。
賢者の石板と呼ばれる解析アイテム、そして自身のアビリティを手掛かりに、
晶は「助かるため」に現代ダンジョンへと足を踏み入れる。
これは、少し変わった性格で、それでも平凡の域を出ない少女が、
自分の命のため、ダンジョンに挑むことになった記録である。
「え? 私の魔力特性がおかしい?
私にだって制御できませんよ、こんなのー!?」