あらすじ
気がつくと、俺たちのクラスは見知らぬ廃墟に集められていた。
首には謎の首輪。
そして告げられる。
「これより、国家戦将棋プログラムを開始する」
与えられる役割はランダム。
歩兵、弓兵、騎兵――そして大名。
勝利条件はただ一つ。
敵クラスの殲滅、または王将の撃破。
つまり、殺し合いだ。
そして俺が引いたのは――最弱の駒、《歩兵》。
絶望するクラスメイトたち。
だが俺には、はっきりと見えていた。
人の配置。
動線。
そして勝ち筋。
「これ、将棋だろ」
ルールを理解した瞬間、盤面は完成する。
最弱のはずの歩兵が、
クラスを、そして戦場を支配していく――。
これはただのデスゲームじゃない。
国家の未来を決める“戦争”だ。