あらすじ
2090年。
戦争は消えた。
代わりに生まれたのは――
国家の命運を“将棋”で決める法律、
《国際からくり戦将棋法》。
敗北した国家は、完全服従。
例外はない。
その適性者を選抜するため、各国で実施される《プログラム》。
選ばれたのは、ごく普通の高校の一クラスだった。
与えられるのは“駒”。
歩兵、弓兵、騎兵、鉄砲兵――そして大名。
役割はランダム。
そして、これは訓練ではない。
殺し合いだ。
最弱の駒「歩兵」を引いた天城盤は、
混乱するクラスメイトを前に、ただ一人理解する。
――これは、盤上の戦いだ。
人間を駒として扱い、配置を読み、最適解を導く。
「3手で終わる」
その一言から、ゲームは崩壊する。
これは戦争の代替か。
それとも、ただの虐殺か。
最弱の駒が盤面を支配する、
国家級デスゲーム開幕。