あらすじ

地下世界アビスの最底辺、第五層「廃棄層」。 番号だけで呼ばれる奴隷の少年カイは、誰にも知られていない力を持っていた。 目的を定めれば、そこに至る最適な道筋が光の線として視える力。 母を失った日に手に入れた、生き延びるための唯一の武器。 正解が見えるのは便利だと思うだろう。 俺もそう思ってた。二年前までは。 今は呪いだと思ってる。正解が見えるってことは、間違える自由がないってことだから。 ある日、記憶を持たない少女リーンが廃棄層に送られてくる。 夢を見ない。涙が出ない。初めて会ったはずのカイの名前を言い当てる。 何もかもがおかしい少女。 だがカイの道筋は、リーンを排除した未来に「何もない」と告げた。 リーンがいない道は、行き止まり。 リーンがいる道だけが、どこまでも続いている。 二人は手を組み、地下からの脱出を目指す。 カイの論理と、リーンの直感。 道筋が見える少年と、道筋を持たない少女。 だが少年はまだ知らない。 地上が本当は何であるかを。 少女が本当は何者であるかを。 そして自分自身が、なぜこの力を持っているのかを。 これは、正解の道を視る少年と、正解の外側に立つ少女の物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/04/12
  • 現在の作品正解の外側 ~すべての正解が視える俺が、答えのない少女と世界を変えるまで~