あらすじ
この世界で補助魔法使いは無能とされていた。
「ルーク。俺たちのギルド――――勇猛なる獅子をクビとする」
ダウナー気味の少年・ルークは4回目のギルド追放となった。攻撃魔法が使えないから、すぐに見限られギルドを転々とするしかない。しかし、彼は本当に無能の補助魔法使いなのか?
手持ちサイズの杖に指をかけ、ルークは呟く。
「適応開始」
それは魔法創造のファンファーレ。状況に応じて、魔法を適応させる。ルークは適材適所で新たな魔法を創造する人知を超えた存在だったのだ。とはいえ、誰も気がつかなければ宝の持ち腐れ。いつものように追放されて路頭に迷った矢先、ひょんなことから暴れ馬のような金髪の少女と邂逅する。
「へえ、あんたに興味がでてきたわ」
そんな彼女は高飛車な貴族で冒険者――――リリア・ローズブレイドは烈焔魔剣(フレイムソード)の担い手だった。その暴走っぷりから王国では有名な問題児。ふざけた魔力、常軌を逸した才覚を持ったリリアは高らか宣言する。
「――あんた、あたしの奴隷になりなさい!!」
とある条件を持ち掛けられてコンビを結成することに。おてんばで熱血のツンデレ魔法剣士と気だるげで幸の薄い補助魔法使い、凸凹タッグがファンタジー世界を成り上がる。
「手を貸しなさい! ルーク!!」
「リリア。安心して突っ込め。すでに適応は完了している」
貴族と平民。滾るような性格と凍えるような性格。剣を振る少女と杖を振る少年。何もかも正反対なふたりが世界を駆ける。やがて、彼らはこの世界の頂へと挑む。
どこかで見たことあるような……? だけど誰も見たことがない。
ざまぁを添えた、剣と魔法の王道ファンタジー×正反対の奇天烈ラブコメ。
※小説家になろう様にも掲載しております。