あらすじ
あの日、不登校の僕を救ってくれた〈アイツ〉は姿を消す。春の兆しが感じられる三月最後のことだ。
一年後、ひょんなことから再開した中学の友人〈志田翔〉は、中国人留学生〈童鉾櫌〉に仕事を紹介してくれないかと頼みこむ。弁当屋のパートをしていた僕は同僚の〈蔡さん〉や〈福田さん〉と共に彼に仕事を教える。もうひとりの友人である〈B〉は、これまで縁のなかった恋愛に本腰を入れようとマッチングアプリをはじめ、花火大会に行くのを手伝ってくれないかと持ち掛ける。
20歳の秋冬。変わりそうで変わらない。けれど確かに何かを追い求め、模索する男たちの、回想と情熱を孕んだ恋愛青春物語