あらすじ

米崎望は死を選び、その果てで、終わらない八月に辿り着いた。 そこは亡き祖母のいる実家でありながら、現実ではない、どこにも属さない場所だった。 十年を過ごしたある日、森蒼士が迷い込んでくる。 繰り返される時間の中で、二人は言葉を交わし、やがて互いの孤独に触れていく。 だがこの世界は、訪れた者をやがて留めてしまう。 八月三十一日、花火の夜。 望は彼を帰すため、自らの存在を手放す。 崩れゆく世界の中で、残された蒼士。 それでもなお、消えなかったものがあった。 終わりに似たその先で、彼は新たな世界に触れる。 ——それは、もう一度、誰かと出会うための場所だった。

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小説を読もう2026/04/12
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