あらすじ
Sランク冒険者パーティ「蒼炎の剣」から「ゴミスキル持ち」と追放されたユリウス。彼の唯一のスキル【鑑定Lv.MAX】は、戦闘には何の役にも立たない——はずだった。
辺境の枯れた村に流れ着いたユリウスは、道端の雑草に「隠し特性」を見出し、誰も作れなかった傷薬を調合する。石ころの中に魔力結晶を発見し、枯れた井戸を浄化する。
「ゴミスキル」で見える世界は、他の誰とも違っていた。
廃墟の小屋を工房にし、少女の弟子と王都の薬師を仲間に迎え、辺境の錬金術師として歩み始めたユリウス。しかし50年間枯れ続けた大地の真の原因は、王国の錬金術ギルドが隠蔽した大実験の失敗だった——。
「見えない価値を見抜く」鑑定士の、地道で穏やかで、時に世界を変える錬金術スローライフ。