あらすじ
物理的に存在し得ないはずの“正七角錐”。
その原器が王墓から発見されたことをきっかけに、人類は未知の“エネルギー”を手にした。
やがて争いと環境破壊の果て、地上は住めなくなり、
人々は巨大な正七角錐ドーム――通称「プリズン」へと移住する。
しかしある日、都市機能を支える唯一の基準、“正七角錐原器”が忽然と消失した。
原器の喪失、迫る都市崩壊、対立する階層社会、そして外界に広がる“回復した地球”。
人類は何に導かれ、何から隔離され、何のために生かされてきたのか。
これは、原器消失を起点に描かれる、
人類と地球の関係をめぐる小さな序章である。