あらすじ
極道一家の令嬢でありながら、物語のメインストリームには一切関与しない最強のモブ【荒瀧はすみ】。
攻略ルートにも存在しない彼女を動かすのは、恋でも戦闘でもなく、抑えきれない「好奇心」と異常な「行動力」だけ。
幼き日、彼女は厨房でひとり、庭で捕まえた「アブラムシ」を揚げて、食べるという奇行に及んでいた。
血相を変えて駆けつけた従者の制止も、彼女の迷いなき瞳と圧倒的な威圧感の前には無力に等しい。
「気になる」という一念だけで常識を軽々と踏み越え、周囲をシュールな混沌へと叩き落とす。
これは、美しき狂気を秘めた令嬢・荒瀧はすみによる、予測不能な日常の断片である。