あらすじ

和歌山県串本町。本州最南端の静かな町で、風景の一部のように生きてきた優等生の瀬戸彰。 親の期待に押し潰されそうになった夜、彼を救ったのは、クラスの陽キャ・日向太陽が差し出した一杯のラーメンだった。 「お前が冷えすぎやねん。……また来いや、特等席、空けといたるさけ」 それから十年。瀬戸は東京でロケット開発に携わるエンジニアになり、日向は実家の店を継いで二代目店主になっていた。お互いに正解を知りながら、怖くて踏み出せない。 これは、深夜零時の湯気の中で煮込まれ続ける、不器用な二人の、十年越しの軌道投入の物語。

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カクヨム
カクヨム2026/04/12
  • 現在の作品午前零時の背脂チャージ