あらすじ

パリヤ大陸戦役 ~人類の傲慢と異種族の決別~(ゼネラル暦648~649年) パリヤ大陸は人類が人口の九割を占める大地だった。先住の爬虫類と獣類は、魔導士の保護のもとカレルナ半島で共存を続けていた。 648年秋、国教騎士団のゲルハルト・ヴァール・ワイスロックが王立騎士団の了承なくカモイシを奇襲。調停に向かっていた魔導士メイリン・ソミュール・マグダレータを討ち取り、異種族住民に対する民族浄化が各地で始まった。これが戦役の起点となった。 同盟は侵攻を予想しておらず混乱した。しかし冒険者ギルドが即座に反応し、防衛の中心となった。 樹呪森林の戦いでは、ギルド支部長アイントホーヘン・ナイグル(獣類)が冬の吹雪と森を活かしたゲリラ戦を展開。「領地を守る戦いではなく、領民を守る戦いだ」と叫び、雪中遭遇戦でゲルハルトに重傷を負わせるも自らは戦死した。ギルドは王国側に約500名の損害を与えた。 イドリス包囲戦では、ルサルカ・ソミュール・マグダレータ率いる同盟軍が王国軍を逆に包囲・撃滅し、進撃を食い止めた。しかし追撃は補給不足で失敗に終わった。 両軍の消耗が激しく、649年夏に一時停戦が成立。同盟は防衛に成功し、王国側の領土拡大を阻止したものの、人的・精神的損失は甚大だった。 戦後、デイテルデスタンの主導で爬虫類・獣類を中心とした大移住が始まり、魔導士の魔法(土壌再生・住居構築など)によりトリア大陸へ渡った。これにより同盟は人類国家との共存を諦め、不干渉政策の道を選んだ。 この戦役は、人類至上主義と多種族共存の夢が血と炎の中で決別した、痛ましい転換点となった。

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小説を読もう2026/04/12
  • 現在の作品パリヤ大陸戦役