あらすじ
変人ばかりが集う私立柳ヶ原(やなぎがはら)高校にて、風紀委員の会長を務める沢近遥(さわちか はるか)は、多方面からナメられがちだが、やる時はやるなんちゃってリア充。
そんな彼は学校の治安を守るべく、バディである小悪魔系ギャルでありながら、水面下で沢近に片想い中の結城火凛(ゆうき かりん)と日々奔走してきた。
しかし、そんなふたりにとある試練が訪れる。
それは遥の同級生、阿部マリアより持ちかけられた『妹と幼馴染の恋人関係を破断して欲しい』という依頼。当然断るべき内容だが、表に出せない弱みをダシに使われ、なしくずしに依頼を受けることに。
仕方なく依頼を始めた二人だったが、マリアに紹介されたのはハチャメチャなメンツばかり。依頼とは縁遠いトラブルの連続に振り回される毎日を送る。
そんな中、遥はこのトラブルがマリアの企てたクーデターまでの時間稼ぎだと嗅ぎつけ、火凛を巻き込むまいと自ら火凛と距離を取り始める。
一方で火凛は遥とのすれ違いや、大切な人たちの支えになれない無力感に悩まされながらも、マリアの報われない恋心に気付き始める。
しかし、マリアの計画が本格的に開始。理想のカップルが偽物であり、本物の許嫁は自分であると噂を拡散。学内がざわつくほどの大騒動へと発展。
混乱の大きさに動揺する遥と火凛。しかし、お互いへの理解や周囲の協力もあってギリギリの所で関係を修復。遥は事態の収束に努め、火凛はくすぶるマリアに寄り添うことで、平和的解決を目指すことに。
そして、火凛の説得に感化されたマリアは、目を背けてきた本心に向き合い、未練を断ち切る決意をする。
すべての問題にひと段落がついた三人は、祝杯にと行きつけの定食屋へ向かった。服とコスメをせびる火凛。財布の中身に絶望する遥。高みの見物を決め込むマリア。
小競り合いばかり、バカらしくて慌ただしい。しかし、本人たちからすればいたって普通の、ふざけた日常に戻っていった。