あらすじ
【神話級の魔物たち、絶賛お悩み中!?】
最弱スキルで無能扱いされた青年が、言葉の通じないバケモノたちの愚痴を聞いていたら――なぜか世界の裏で暗躍する「最凶の黒幕」に祭り上げられていた件。
剣と魔法の世界エルディア。
青年・ジンが神から与えられたスキル【全言語翻訳】は、魔物との対話などあり得ないこの世界では「完全なゴミスキル」だった。
無能扱いされ居場所を失ったジンは、家賃の安さに惹かれて辺境の森にひっそりと『お悩み相談所』を開業する。
しかし、そこは人類が絶対に近づいてはならない「超Sランク危険地帯」だった!
当然、やってくる客は人間ではなく――
「最近、数百年寝てたら肩こりが酷くて……」(破滅の竜王)
「部下のパワハラ告発と上司の無茶振りで胃が痛い」(殲滅の大悪魔)
だが、全言語翻訳がカンストしているジンにとって、人類の絶望である彼らの咆哮もただの「お悩み相談」。
温かいお茶を出し、親身になって愚痴を聞き、的確なアドバイス(とストレッチ)をこなす日々。
ジン本人は「ちょっと変わったお客さんが多いな」程度にしか思っていないが、彼に救われた神話級の魔物たちはジンを『絶対的な支配者』として崇拝し始める。
お代として国宝級の魔石(ジンはただの石だと思っている)が積まれ、気づけば最強の魔物たちがジンのボディーガード(自称)に。
さらに、その様子を遠巻きに監視していた人間の国家や騎士団は、「魔物を束ねる真の魔王が誕生した!」と勝手に恐れおののき、かつてジンを見下していた連中も震え上がっていくことに。
「あれ? 俺、ただ愚痴を聞いてるだけなのに、なんか世界征服しそうな勢いになってない?」
最弱のハズレスキル持ち青年が、圧倒的な「勘違い」と「優しさ」で無自覚に世界を牛耳っていく(?)、超ストレスフリーな痛快お悩み解決コメディ、開幕!