あらすじ
看護師として夜勤に明け暮れる母親。すれ違いの生活はもう五年も続き、俺は母親が何を考えているのかさえ分からなくなっていた。
孤独を誤魔化すように没頭する深夜のアルバイト。そこで出会った不思議な男、雄一。
強引で神出鬼没。妙に説教くさいあいつと過ごす冬の夜は、なぜか悪くなかった。
けれど、バイト先で起きた火災がすべてを変えた。炎の中で意識を失いかけた俺を救い出した雄一は、最後に奇妙な言葉を残して消えた。
「あの人に、よろしく伝えてくれ。もう充分だって」
母親の口から語られたのは、俺が知るはずのなかった家族の秘密だった――
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以前の作品を大幅に改稿ました。