あらすじ
サンテス族の少年フィンは、ある夜、村を襲った謎の軍勢によってすべてを失う。
家族も、友も、故郷も――そして“眠らぬ民”であるはずの彼は、深い悲しみの中で初めて眠りについた。
そんなフィンを拾ったのは、
実力最強と恐れられ、曲者揃いで知られる傭兵団《鉄の梟》。
団長アリシアは亡国の伯爵令嬢にして怪力の剣豪。
副団長ガルドは奴隷剣闘士として地獄を生き抜いた獅子の戦士。
参謀リッカは狡猾なネズミ族の頭脳派。
ハーピィ族の少女ルミナは、仲間を包む“翼の癒し手”。
彼らはフィンの祈りに心を動かされ、
滅びた村の弔いを行い、少年を仲間として迎え入れる。
だが、フィンの村を滅ぼした影は、
世界の裏側で蠢く巨大な陰謀の一端にすぎなかった。
誇りを失った者たちが、
少年の祈りを胸に、
世界を揺るがす戦いへと歩み出す――。