あらすじ
俺、泊木八十(トマリギ ヤソ)は孤高を好む一匹狼である。
というのは嘘である。
本当は生まれ持った不幸体質が他人を寄せ付けず、孤立していた。
更には奇怪な言動が俺を奇人として、周囲に認知させ、ご近所では、話をしてはいけない人物ナンバー1の座を数年死守している。
奇怪な発言の中でも、俺が特に発している言葉、
「神なんて死んじまえ」
そんな罰当たりな言葉を心情にもって、今日も日々降り掛かる不幸から身を守って生活をしていた。
新学期。
今日からまた、新しい生活が始まる。
思えばこの日、“あいつ”に出会ったことが、人生で一番の不幸であり、幸運だったのかもしれない。