あらすじ

王都にそびえる名門――王立学園。 そこは未来の騎士や魔導師を育てる場所であり、同時に“国家の中枢に最も近い場所”でもあった。 ある日、その入試に現れた二人の少年――ナハトとリヒト・モルゲン。 平凡な受験生を装う彼らには、決して知られてはならない秘密があった。 それは―― 彼らがそれぞれ、二大王国における“最高戦力集団”の頂点に立つ存在だということ。 リヒトは光を司る最強部隊《天照騎士団》の団長。 ナハトは影と月を統べる《月讀騎士団》の団長。 さらにもう一つ。 彼らの時間は“ある事情”により止まっている。 肉体年齢は17歳のまま、老いることのない存在――それが彼らだった。 そんな彼らが王立学園に潜入した理由はただ一つ。 王国の根幹を揺るがす“とある任務”のため。 ――だが、その任務は一人の少女との出会いによって、大きく狂い始める。 入試の最終試験、模擬戦。 ナハトの前に現れたのは、盲目の少女ルリュカ。 視えないはずの彼女は、まるで全てを見通すかのようにナハトの攻撃を避け、 その剣は静かに、しかし確実に“真実”へと迫ってくる。 「あなた……“夜”の人ね」 その一言は、誰にも知られていないはずのナハトの本質を言い当てていた――。 彼女は何者なのか。 なぜ“視えない”はずの彼女が真実に触れるのか。 そして、ナハトとリヒトに課せられた任務の裏に潜むものとは――。 やがて明かされるのは、 王国の歴史に封じられた禁忌の存在《ルーリァンティア》と、 “老いない身体”にされた二人の過去。 光と月、そして視えぬ少女が交差する時、 止まっていた運命が動き出す――。 これは、終わらない時間を生きる少年と、 世界の真実を“視る”少女が紡ぐ、 静かで激しい運命の物語。

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エブリスタ
エブリスタ2026/04/10
  • 現在の作品ルーリァンティア