あらすじ

「死にたいわけじゃない。でも、毎日が致死量ギリギリに息苦しい」 虐待されているわけでも、貧しいわけでもない。 親は普通に優しくて、友達もいて、SNSにはそれなりの日常を流している。 「恵まれているはず」という自覚が、さらに自分の口を塞いでいく。 理由のない絶望、名前のつけられない不安。 そんな、見えない「薄い紙」を毎日一枚ずつ肩に載せられ、身動きが取れなくなった若者たちが、迷い込む場所がある。 雑居ビルの片隅、看板のない一室。 そこにいる人は正解を処方しない。ただ、絡まりすぎた心の糸を少しずつ緩めるための言葉をくれる。

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カクヨム
カクヨム2026/04/11
  • 現在の作品雑居ビルの三階、心に椅子をひとつ