あらすじ
平凡な高校生・神谷ユウは、骨董屋で手に入れた古い文房具「矢立(やたて)」に触れた瞬間、異世界へと転移してしまう。
その矢立は、ただの筆記具ではなかった。
**“書いた文字を現実にする力”**を持つ、禁忌の道具だったのだ。
試しに書いた《火》の一文字で炎を生み出してしまったユウは、記述魔法を研究する少女リリアと出会う。
彼女は語る——その力は“世界を書き換えるもの”であり、同時に危険な存在でもあると。
やがてユウの力に反応し、現れる謎の存在——
“インクを喰う者”。
それは、書かれた存在や力そのものを“消す”異形の敵だった。
さらに判明する事実。
矢立で文字を書くたびに——
ユウ自身の「何か」が削られていくという代償。
力を使えば世界を救える。
だが使いすぎれば、自分が消える。
これは——
世界を書き換える力を手にした少年が、「存在」を賭けて戦う物語。