あらすじ
現代の日本。
人の負の感情から生まれる災厄――「禍」は、静かに日常を侵食していた。
それを祓うのは、限られた者だけ。
血に刻まれた素質か、あるいは選ばれた魂か。
大学生・朝霧いろはは、そのひとり。
クールで無感情に見える彼女は、かつて禍を封印するため、自ら命を捧げた稀代の巫女の生まれ変わりだった。
不完全な封印。
狙われる体質。
そして、断片的に残る前世の記憶。
そんな彼女を、今度こそ守り抜こうとする者たちがいた。
前世から仕える季節神たち。
罪と愛を背負う祓い屋の青年。
そして——彼女と同じ運命を持ちながら、違う道を選んだ“もう一人”。
「どうしてあなたは、愛されてるの?」
想いは時に、禍へと変わる。
これは、過去に縛られた者たちが、
それでも今を選び取ろうとする物語。
不器用な巫女と、過保護な神様たちが織りなす、
恋と戦いの和風ファンタジー。