あらすじ
14歳の女子中学生、横尾カスミ。
クラスメイトが最新のJ-POPで踊る中、彼女は一人、窓際で演歌名曲選を握りしめていた。
「嘆かわしい。今の歌には『情念』が足りないわ」
彼女の夢は、おばあちゃんの魂を継ぐ真の演歌師になること。
……ただし、彼女の演歌知識は「おばあちゃんの横でテレビを見ていた」だけの、完全なる「にわか」だった!
クラスの男子にペラペラな演歌知識でマウントを取り、己の「演歌観念」を絶対の盾としていたカスミ。
しかし、そんな彼女の強固な結界は、ロックバンド『女王蜂』のアヴちゃんの圧倒的なパフォーマンス(と、美しすぎる太もも)を前に、あっけなく決壊してしまう。