あらすじ

前世で葬儀式典ディレクターとして働いていた私は、気づけば異世界の伯爵令嬢エルナに転生していた。 チートも魔法の才能もない。ただひとつあるのは、「終わりが近いものが見える」という奇妙な感覚だけ。 婚約者の心が離れていることも、友人の縁談が破綻することも、誰かが職を辞めることも――終わりを迎える前に、なぜかわかってしまう。 婚約破棄の夜、私は涙ひとつ見せず言った。 「やっぱり今日でしたか。三ヶ月前から、そんな気はしていました」 以来、社交界では「縁起が悪い令嬢」と遠巻きにされるようになったけれど、なぜか騎士団長のクロヴィス様だけが、まっすぐ私を見てくる。 「なぜお前には、それがわかる」 「さあ。なんとなく、です」 不思議なことに、この人の「終わり」だけが、私にはまったく見えなかった。

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小説を読もう2026/04/11
  • 現在の作品人の終わりが見える私、婚約破棄されたら騎士団長にだけ効きませんでした