あらすじ

中王国(なかおうこく)に暮らす十四歳の少年、雨星(うせい)は、親友の少女、紅雪(こうせつ)とともに針子として働いていた。 平和な日々を過ごしていたが、冬至祭りのある日、黒装束の男たちに襲われる。 彼らは隣国、新賜(あらたま)の女王に仕える山箭(さんや)と呼ばれる兵で、女王の命令で雨星を殺しに来たのだった。 万事休すかと思われたその時、突如、その山箭の一人である冬来(ふゆき)が仲間を裏切り、雨星を助ける。 冬来とともにその場を脱する雨星だったが……。 なぜ新賜の女王は雨星を狙うのか? なぜ山箭である冬来は雨星を助けたのか? 刺繍が大好きな優しい少年が、王になるまでのお話です。 雨星(うせい)……中王国に父と暮らす十四歳の少年。刺繍が好きで、少女と見間違う容貌をしている。 紅雪(こうせつ)……雨星の親友で、仕事仲間。理生に惹かれる。 霜飛(そうひ)……大商家の息子で、雨星を女性と思い込み、一方的に思いを寄せている。 季潤(きじゅん)……雨星の父。 冬来(ふゆき)……新賜の女王の私兵、山箭の一人。黒髪黒目の三十代の男。無表情で冷徹。 理生(りお)……山箭の一人。赤毛に緑の目。冬来に対して反抗的。紅雪に惹かれる。 維人(いひと)……山箭の一人。冬来を崇拝している。 慶(けい)……山箭の一人。維人と仲が良く、冷静な人物。 綾(あや)……新賜の美しき女王。剣豪。 香蓮(かれん)……中王国の王女。 嘉月(かげつ)……香蓮の母親で、中王国の妃。 割符(わりふ)……山箭が使う道具で、二つ一組になっており、片方を割ると、もう片方のある場所まで瞬時に移動できる。

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小説を読もう2026/04/11
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