あらすじ
目を覚ました瞬間、玉刻元二郎が見たのは病院の天井でも三途の川でもなく、酒に酔った中華時代劇めいた美女の女神だった。
「竹輪を喉に詰まらせて昏睡って、さすがに地味すぎない……?」
新幹線の急停車に巻き込まれ、
竹輪を喉に詰まらせて昏睡状態となった元二郎に、女神は異世界転生の権利と、拡大を続ける迷宮「夢幻泡影」攻略への協力義務、
さらに特典能力を一つ与えると告げる。
「あなたに合う能力を、来世で叶えたい願望から絞り込んであげるわ。
親切でしょう?」
だが、元二郎の願望を読んだ瞬間、女神の顔は引きつった。
「十六歳で金銀財宝に囲まれて、万民に愛されて、国を支配して、しかも世界を滅ぼせる力が欲しい?無理。返品!返品したい!」
実は女神にも一刻も早く揉み消したい醜聞があり、返品手続きの面倒さに絶望した末、二人はひどく世俗的な利益交換で手を打つことになる。
そうして玄離大陸に転生した元二郎は、桃晝として新たな人生を始めた。だが転生先は平凡とは程遠く、母は捕らえられれば魔道具の燃料にされかねない夢魅族、父もまた厄介な存在だった。
生き延びるため、女神ティフスネが天神へ申請した特殊能力「不戦之約」を与えられるが、酔っ払い女神は大事な副作用を説明し忘れていた。
この能力が発動すると、桃晝は魔物の言葉がわかってしまう。しかも魔物たちはなぜか彼に懐き、愚痴も悩みも押しつけてくる。
討伐対象のはずの史萊姆は太りすぎを泣いて相談し、村人の依頼も蓋を開ければ魔物側に事情があるものばかり。本当は魔物を倒してレベルを上げ、退治用の強力な魔道具を作るはずだったのに、気づけば魔物を助ける道具ばかり作っていた。
魔道具師を目指しているのに、使うつもりのなかった法術まで駆使して問題を解決するうち、周囲の評価は少しずつ別の方向へ傾き始める。
これは、百盞村で魔物の愚痴を聞きながら、桃晝が魔道具師を目指していたはずなのに、なぜかどんどん法師じみていく物語である。
AI翻訳や文章の修正も使いながら書いています。
不自然な表現などがありましたら、教えていただけると嬉しいです。