あらすじ
神の国で結界の中に隠され、世間知らずの箱入り娘として育った吸血鬼の少女・カノン。
彼女は、育ての親である『怠惰の神』が、自身を隠す結界のために命を削り続けていることに気づいてしまう。不器用で優しい恩人を救うため、カノンは自ら反逆者の汚名を被り、神の国から人間界へと身を投じた。
地上に降り立ったカノンが出会ったのは、神の理不尽な悪意によって傷つけられた少女たちだった。
決して愛なき血は啜らない――誇り高きカノンは、彼女たちを救い、究極の愛情表現である「眷属化」の契約を交わしていく。
カノンに向けて重すぎるほどの愛と執着を抱く眷属たちを「本当の家族」として迎え入れ、最強の吸血姫は『虚飾』や『色欲』といった偽りの神々を次々と蹂躙していく。
しかし、神々との死闘の中で、カノンは自身のルーツに関わる不穏な事実に直面する。
カノンの母は、本当にただ病で命を落としたのか?
なぜ神々は、吸血鬼であるカノンを執拗に恐れ、命を狙ってくるのか?
立ちはだかる『暴食の神』との激闘、そして避けては通れない哀しい別れを乗り越えた先。
カノンの前に現れたのは、自身と同じ血を引く実の兄にして、神に成り上がった『強欲の神』だった――。
彼女が神々を狩り尽くした果てに知る、この世界の残酷な真実とは?
圧倒的スケールで描かれる、最強吸血姫と愛する少女たちの重くて尊いダークファンタジー!