あらすじ
放課後の通学路は、瞬き一つで不気味な迷宮へと姿を変えた。
突如として始まったサバイバルゲーム『デッド・トレジャー』。
参加者に与えられたのは、超常の「能力」と、中身のない空っぽの「宝箱」。
勝利の条件はただ一つ、制限時間まで他者の命とポイントを奪い合い、生き延びること。
武術を嗜む高校生・神城 蓮(かみしろ れん)は、己の肉体を強化する『オーラ』を選択する。しかし、無慈悲なシステムは容赦なく親友の命を奪い、蓮を凄惨な殺し合いの螺旋へと引きずり込んでいく。
己の拳と、ルールの盲点を突いた「絶対に壊れない宝箱」を武器に、辛くも第一のゲームを生き延びた蓮。だが、絶望は終わっていなかった。
生き残ったプレイヤーたちに課せられた「72時間のインターバル」。
元の平和な日常は、一般人に能力を目撃されれば即死という『隠匿の掟』に縛られた、水面下の暗殺戦場へと変貌していた。
ポイントを奪うために潜む、初心者狩りの暗殺組織や凶悪なプレイヤーたち。
日常という皮を被った戦場で、蓮の孤独な反撃が始まる。