あらすじ
『アンリミテッド・ユニヴァース・オンライン』
通称UUO。
プレイ人口――その数、2億人を誇る。
この規格外のゲームは、人類史上最大と言っていいほどのVRMMOだ。
田中由伸は、このゲームに1日15時間費やす引きこもりの廃ゲーマーである。
現実では家族の重荷でしかない彼だが、しかしゲーム内では日本ランキング一位という圧倒的な実力を持っていた。
ある日、いつものように最難関ダンジョンでボスをソロ討伐した直後、気がつくと純白の異空間に飛ばされる。
そこに現れたのは、無数の眼球を持つ異形の地球外生命体だった。
その化け物は、人類史をひっくり返すほどの衝撃的な告白をする。
UUOは、宇宙人が人類の行動パターンを観察するために開発されたシミュレーションシステムだというのだ。
そして今度は、実験を全人類規模に拡大するという。
地球全体が広大なゲームフィールドに改造され、世界人口80億人全員が強制参加させられるデスゲームが始まった。
物理法則を改変し、スキルやモンスターを現実化させ、まるで拡張現実のように実体化される。
武器屋やアイテムショップといった施設も世界各地に配置され、ゲーム世界が現実と融合し、再構築されたのだ。
しかしゲームとは決定的に違うことが、一つだけあった。
それは、復活システムが存在しないこと。
つまり一度死ねば、それで終わり。
蘇生アイテムも、復活のスキルも、全て無効化される。
もう"ゲームオーバー"は存在しない。
次に画面が暗転するとき、それは永遠の闇を意味するのだ。
全人類がレベル1からスタートし、最終ボスを倒せば元の世界に戻れる。
しかし失敗すれば、人類絶滅という悪夢のようなエンディング。
────これは現実から逃げ続けてきた少年が、今度は逃げ場のないリアルを生き抜く物語。