あらすじ

同じ日に生まれた幼馴染の景司と崇は、十歳の誕生日に「二十歳になったら必ず再び会って祝おう。」と誓い合う。しかしその約束は、崇の高校時代の事故死によって断ち切られたかに見えた。やがて大学生となった景司は、二十歳の誕生日を一人で祝う。その夜、約束を果たすかのように崇が現れる。触れることも飲むこともできぬまま、ただ言葉を交わす二人。崇は「約束だから来た。」と言い、再び去る。その後も景司は毎年席を用意し続け、ある年の雨の夜、再び崇は現れるが「もう来ることはない。」と告げる。やがて景司は席を用意するのをやめるが、約束そのものは心の中に残り続ける。時を経て、景司は若者に「約束は守るためだけでなく、覚えておくためにある。」と語る。見えないものとのつながりを静かに描いた人情譚。

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エブリスタ
エブリスタ2026/04/09
  • 現在の作品景司の見えない友との約束の夜