あらすじ

204X年、日本。AIと汎用ロボットが社会の隅々まで浸透した時代。 知識の学習はAIが代行し、掃除・配膳・集団行動といった「生活指導」はすべて教育補助ロボット「エデュ・ワン」が完璧にこなす。子供たちは勉強だけしていればいい――効率的で、清潔で、合理的。 新任教師・新田新は、赴任先の東原小学校でその「未来の教育」に感動する。だが、牛乳をこぼしても「ロボットの仕事でしょ」と動かない子供たち、AIが強制的に揃える運動会の行進、喧嘩すら最適解で即処理される教室……。 そこで失われていたのは、他者への想像力、公共心、我慢、協調性――かつて日本の小学校が「12歳で日本人」を静かに仕上げてきた、全人格教育の核心だった。

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カクヨム
カクヨム2026/04/10
  • 現在の作品『ホモ・サピエンスの宿題』 ――「日本人」というOS(基本ソフト)が消えた後の世界